2020年に世界中で広まった新型コロナウイルスにより、私たちの仕事も暮らしも一変。まだまだ先行きの見えないなかで、収入と生活の安定を求める人が増えているのは当然です。


その影響もあるのか、投資先にフィリピンを考える人は跡を絶たないどころか、むしろ増えているのではないか？


そう現地に住んでいると感じています。

投資対象としてだけではなく、将来の移住地としても人気のフィリピン。


一年を通して暖かい南国、陽気な気質。同じく南国であり投資先や移住地として人気のタイやマレーシアなど東南アジア諸国に比べると、フィリピンの魅力は土地の安さと人口ピラミッド。


2050年には1億4千万人を超えると見られるフィリピン。平均年齢23.5歳という若年層の多さが今後も続くと見られる状況は、高度経済成長期時代の日本に似ているとも言われています。

だからこそ、投資先としても移住地としてもフィリピンは人気なのかもしれません。

一方、「フィリピン投資は難しい」ともよく言われています。


日本でも有名な大手不動産開発会社が、原野商法で相当な額を損してしまった話など、フィリピンに住んでいれば耳にする話は、実は山ほどあります。


なぜ、数々の不動産開発を世界中で手掛ける会社でも、フィリピンではうまくいかないのでしょう？


その理由はいろいろあるのですが、一言でいうならば、「フィリピンを自分たちの常識で考えてしまっている」ことにあります。


「いろんな国の不動産を扱ってきたし、投資もしてきたから、フィリピンも同じようなものだろう」


こう考えてしまうと、フィリピンではまず失敗します。実際、フィリピン投資で成功する人は10%程度とも言われていますから。


今ではパラワンのビーチリゾートなど多くの土地を持つ私ではありますが、かつてはたくさんの失敗をしてきました。


だからこそ、フィリピンで投資するのであればやってはいけないことがわかるようになった、フィリピン投資のブラックボックスの正体がわかるようになった、ということです。

投資をするならば、いくら儲かるのかよりも先に、どうすれば損をしないのか、どうすれば失敗しないのかを学ぶことが先決。


そう考える人に向けて、なぜフィリピン投資は失敗してしまうのか、そのブラックボックスを明らかにしたいと考えました。


なぜなら、いま日本で手に入れられるインターネットなどの情報は、残念ながらほとんどが失敗してしまう事例ばかりだからです（厄介なことに、投資会社や不動産開発会社自身が、失敗してしまうことに気づいていません）。


私自身フィリピンに住んでおり、これまでにたくさんの方に現地視察を手配したり、現地法人設立に必要な専門家を紹介したり、不動産投資に関するアドバイスをしてきました。


投資だけではなく、将来はフィリピンに移住して南国での生活を楽しみたい。


そんな人たちが増えるのはとてもうれしいことですので、フィリピンの本当のところを伝えたいとも考えています。